セネガル

トンチンを利用したひよこ販売の結果

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タイトル トンチンを利用したひよこ販売の結果
村落部での試験的実施と教訓
著者 岩瀬次郎 (平成23年度4次隊) 職種 村落開発普及員
派遣国 セネガル 派遣地域 ルーガ県コキ郡コキ村
発表日 2014-03-14 種別 発表スライド

私の任地であるセネガル北部の村落部の住民は、かつかつな家計のなかで生活しており、現金を貯蓄として手許に残していることは少ない。家畜のような高額なものを購入する場合は、農業収入のようにまとまったお金が入るタイミングか、トンチンというローカルグループによる金融システムが利用されることがある。そこで、隊員のマイクロファイナンスにより新たに始めたひよこ売りビジネスについて、村落部での販売を伸ばすために、トンチンのシステムを活用した販売方法を提案した。 本来のトンチンであれば各参加者が養鶏を行うことになるが、鶏舎製作費を含めた必要資金をまかなうには分担金額が高額になってしまい、トンチングループを組成できないというジレンマがあったため、グループで一つの養鶏を行うことにした。さらに、ひよこ代をひよこ売りが融資することにより、分担金額を住民が支払可能な額にまで抑えた。その結果、35名で60羽の養鶏を行うという形になった。 飼育途中に伝染病が蔓延し、次々と鶏が死んでいったことで、メンバーの意欲が下がり、以降の分担金の集金を断念せざるを得なくなった。結果的に、ほぼ全ての鶏が死亡し、ほとんど売上を上げられずに終わってしまった。飼育面やグループ運営に改善の余地はあるものの、養鶏の規模とグループの規模のバランスが悪く、トンチンを利用したグループ養鶏は断念することにした。 ひよこ売りの今後の販売方針としては、既存の優良顧客に対するリピート率をあげることや富裕層をターゲットにした営業を行うことで、販売を拡大することにした。


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