算数の基礎計算力向上プログラムの効果検証 ~レイテ島タナウアン町の小学校中学年を対象として~

フィリピン、レイテ島タナウアン町における隣接する公立小学校2校で、「9歳の壁」の対象となる小学校3年生 に対して、基礎計算力を測るベースライン調査を行った。得点率は、3割から4割程度で、基礎計算力がほとん ど定着していなかった。原因として、既習内容の絶対的な練習量が不足していることや数の合成や分解ができな いため、数えて答えを導いていることなどが挙げられる。また、教員自身の指導力に対する問題意識が低いこと も分かった。まずは、練習量を確保するために、日常的に、モジュール学習を行うことにした。同時に、月に1 度の定期テストを実施して、その結果を参考にしながら、効果的なモジュール学習の方法を探ることにした。モ ジュール学習後、前回、ベースライン調査を実施した隣接する公立小学校2 校(一つは、モジュール学習を実施 した学校・もう一つはモジュール学習を実施しなかった学校)の4年生(ベースライン調査対象の児童)に対して、 前回と同様のテストを実施したところ、明らかにモジュール学習の効果が見られた。そのため、現在は、モジュ ール学習を多くの教員に実践してもらうために、「モジュール学習をどのように普及・定着させていくのか」につ いて、考えているところである。そのことについても、教員に対して行ったモジュール学習に関するアンケート を用いた定性調査の結果を含めて、まとめている。

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妊婦健診受診率向上を目指したアンケート調査

レイテ島カルビアン町では、2018年度の妊娠初期における健診受診率が全体で40%と低い。カルビアンは、田舎町であり、緊急搬送先の病院まで遠方であり、妊娠早期からのフォローアップ、ハイリスク妊娠の早期発見、治療がとても重要である。今後は、妊婦健診受診率を向上させて行くことが必要である。そのため、今回、妊婦健診に来院した130名の妊婦さんへアンケート調査を実施し、妊娠初期より受診できた群、できなかった群の比較を行った。

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