フィリピン・レイテ島パロ市における公立小学校2校で、「9歳の壁」の対象となる小学校3 年生を対象に基礎計算力を測るベースライン調査を行った。得点率は、3割から4割程度で、 基礎計算力がほとんど定着していなかった。原因として、絶対的な練習量が不足していること や数の合成や分解ができないため、数えて答えを導いていることなどが挙げられる。また、教 師自身の指導力に対する問題意識が低いことも分かった。まずは、練習量を確保するために、 日常的なモジュール学習を行うことにした。同時に定期的にテストを実施し、結果を参考にし て効果的なモジュール学習を探ることにした。
さらに表示 算数の基礎学力向上プログラムの効果検証アフリカ、アジア、中南米などの青年海外協力隊の有志による、調査の結果や活動内容を発信していきます。